無冠文庫

古今東西傑作小説集

2020-02-28から1日間の記事一覧

掌編味覚『解剖学的嗅ぎ煙草入れ』

煙草と聞いて制服姿の彼女を思い出すのは、余りにエモーショナルな言い分を聞いた覚えがあるからに違いない。ある帰り時、目の前に好きな子が歩いてた。僕が付けたのか、偶々か、後者であれと願うばかりだがとにかくチャンスか、もちろん男なら告る他ない、…